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各集会所では、集落ごとにお祝いの宴。
「東京から来たネー? あー、寄ってきなさい! さ、食べて飲んで!」と、みんな本当にやさしく、酒臭い(笑)。
ほろ酔いで山車に揺られながら、私は自分が“昔ばなし”の中にタイムスリップしたように思えてきた。なぜか『狐の嫁入り』という昔ばなしを想いだす。
「トンテテ、トンテテ、トンテテ………」
太鼓の音に合わせて、満月の下をゆらゆらと進む。はぁー、なんて幻想的なんだろう。
私は、自分の小さい頃を想いだしていた。昔はこうしてお祭り、楽しかったなぁ…。お神輿かついだ先でもらえるアイスが美味しくってさぁ…。
なんだか、胸の奥がジ――ンとなる。南大東の祭りは、やさしい。素朴で、どこか懐かしい。私たちをこども時代に帰してくれる。
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