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その水揚げされたカツオを持ち帰って、カツオ節作りが始まった。まずは、解体。包丁を持ったおじぃ、おばぁたちが手際よくカツオを4枚におろしていく。
興味津々、その手元をのぞき込むと、
「ブシュッ!ピチャ!」
「ぬわぁ〜っ!!!!」
…もう、血まみれ。思いっきり、返り血をあびてしまった。
すると、おじぃが切り落としたカツオの頭に“ズブズブーッ!”と手を突っ込み、何やら怪しげな物を取り出した。
「ほれ、食べれ」
「…な、なんですか、この血のかたまりの様な物体は…?」
「心臓サァ。旨いハズヨ。生は、ここでしか食べられないヨー」
―――し、心臓っ!う、うげェ〜!!あんまりグロテスクなので、私はクラクラきてしまった。 |
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生でハツを食べるなんて、生まれて初めてなのだ。
でも、おじぃがせっかく手渡してくれた心臓を、食べないワケにはいかない。「こうやって水で血を洗い流して、酢醤油で食べれ」と、勧めてくれる。
…えぇーい、もうヤケだ! |
パクッ。…あれ?思い切って口に入れてみたら、ちっとも生臭くない。想像してた感じと、違う。…ひょっとして、これ、美味しい?
もぐもぐ、もぐもぐ。…おぉ〜。プリプリッ!とした噛み応えの後に、中からとろ〜り、何ともいえないオツな味が口の中に広がる。イケる!まるで、上等なレバ刺しを食べているかのよう。 |
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