 |
2日目の朝、めいっぱい早起きして港へ向かった。今日は、なんと“マグロ釣り”に行くのだ。昨日、カツオ節工場のおじいが「宮古はマグロも捕れるヨー。そーさ、あんた明日船乗って、一本釣りしたらいいサー」と勧めてくれたからだ。“楽園、宮古島”のイメージからかなりズレている気もするが、あんなデカイ魚を一本釣りできるとあっては、やらない手はない。
8:00、出航。
うわー、海が青い。何ともいえない青。コバルト・ブルーとは、この色を指すのかな…と見渡していると、すぐ隣に銀色の鳥が飛んでいる。 |
「ん? え? えぇ―――っ!?」
私は目を疑った。よく見ると、鳥じゃなくて、魚なのだ。魚が飛んでるのだ。弧を描いて跳ねているのではなく、ス―――っと海面と平行に、何十秒も船と一緒に、まさに“飛んでいる”のだ。うそぉー!
騒いでいたら、今日案内をしてくれる、宮古島海宝館の幸地(こうち)和夫さんが
「あれはトビウオよ。300mくらい飛ぶのは、こっちでは普通だヨー」と教えてくれる。
「へぇ〜。…ところであのー、マグロ、本当に私なんかが釣れますかね?」
「まかせてヨー。今日はジャンジャン、釣るヨー! 今夜はマグロの生き造りで、泡盛飲むでしょぉ、ワッハッハ!」
ご、豪快な人だ。なんだか、大丈夫そうな気がして来た。
「よっしゃぁ、絶対釣り上げてみせる! 待ってろー、マグロちゃん!」
|
|