美ら島物語
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貝細工
タラガイ 「貝の値段って、どれくらいするんですか?」
「う〜ん、ピンキリだけど、ここに展示してあるので1番高いのは、\25,000,000くらいかな」
に、2千5百万っ!!
「“サラサタカラガイ”といって、世界に4つしかないからヨ。いやぁ、自慢しちゃったかなぁ、おい」

「こうして見ると“タカラガイ”と名のつく貝が、いっぱいあるでしょ? 古代中国では、“タカラガイ”をお金として使ってたんだヨ。お金に関する漢字に“貝”がつくのは、ここから由来しているんだ。これは“キイロダカラガイ”。黄色は珍しいんだヨ。普通は白だから。宮古の八重干瀬でしか採れないサー」

「宮古の貝には“○○タカラ”と名が付く事に気付いたのは、小学1年生の時。その後、柳田邦男の『海上の道』の中に、“昔、宝貝は貨幣だった”と書かれているのを見つけて、興味倍増。タカラガイは世界共通の貨幣だったなんて、ロマンがあるでしょお?」

「僕は子どもの頃から貝を集めるのが好きでネー。部屋中、貝だらけヨ。採って来た貝が腐って、臭いわ、ハエは集るわで、親父によく捨てられたものヨー。当時、宮古島では貝は食用。身を食わず貝殻だけ集めている僕は、村では変人扱いヨー。この海宝館を作るまでは、ヨ。変人が感染するといけないと思われていたのかな、ワハハッ」…幸地さん、うれしそう。子どものような眼をして話してくれる。
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