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パーントゥ・プナハ



まだ電灯の明かりも十分でなかった頃、(といっても島尻ではほんの2、30年前ですが)パーントゥは集落の人々に本当に恐れられていました。
闇の中を歩くパーントゥの姿を写した当時の写真をみると、まさに妖怪と見まがう迫力です。
ましてや他の地域の人には、「謎の奇祭」として神秘のベールに包まれていました。今も一般に公開されるのはこの「泥ぬり」の時のみ。
若者がパーントゥに変身したり、神女たちが祈願するようすは、多くの禁忌があり部外者が見ることはできません。

また、日取りの設定や用いる道具、使用するつる草の種類、祈願の順序など、細部にわたって定められた祭りの手順は、今もかたくなに古式が守られています。

時代が変わり、観光客も気軽に参加できるようなレクリエーション的要素が強まってきても、やはり異界の神を迎えるという厳粛な気持ちと信仰心が、集落の人々にあるのでしょう。

パーントゥ・プナハは1993年、国の重要無形民俗文化財に指定されました。

  「この面、大事に保管し、人々の和を保たん」…。

祭祀は集落の結束を強める重要な役割を果たします。
行事を通して住民がひとつになる。来訪神パーントゥは、厄を払いながら、そんなひとときを集落に与えています。




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