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まずは、宮古島の貝や、約6000種類に及ぶ貝が形・色・生態別にテーマを分け展示されている博物館の中へ。あまりの貝の種類の多様さ、貝の色の輝きや、自然の産物であるなだらかな曲線の美しさに、自然と「ホゥ〜」とため息がでる。その後、新しくオープンした貝細工工房へ。 |
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館長の幸地和夫さんが、その彫刻の技術に惚れ込んでわざわざ遠い台湾から来ていただいたという先生が、すでに作業に入っているところだった。貝を彫る電動カッターの電子音が場内に響いている。私が「作業の邪魔になってはいけない」と思い、横でじっと見ていると、先生が「あなたもちょっとやってみる?」と言わんばかりのジェスチャー。「そんな、無茶な…」と、私が困った顔をしていると、ニコニコしながら、サッと作業台の席を空けてくれた。 |
体験させてくれるらしい。ドキドキしながら、電動カッターを触って、カッターの刃を貝殻の上にセットして、彫ってみる。貝殻にひとつ穴を開けるだけなのに、緊張しているせいか、なんだかぎこちない動きで、なかなか穴を開けることができない。「貝殻ってこんなに硬くて厚みがあるものだったんだ…」と、悪戦苦闘のなか思う。やっと、ひとつ穴を開け終わったところで、先生とバトンタッチ。先生がタツノオトシゴのピアスを作っていただけるというので、再びその作業を見学することにした。
最初は、何も彫刻も施されていない貝殻が、本当に0.1mm単位の細かい曲線や直線で彫られていき、形を作っていく。その手の動きには、寸分の狂いはない。少しでも電動カッターと手の動きがずれようものなら、このピアスの彫刻は台無しになってしまう。その作業の所要時間は約10分。作業中の手の動きは早くて、流れるように美しい。いい物を作る人というのは、まず作業する手の動きが美しいものなんだなということを、改めて実感する。その作業を眺めているだけで、尊敬の念と美しい作業の動作に惚れぼれしてしまう。
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貝殻に施す彫刻が終了し、貝殻に輝きを出すための研磨作業に入る。作業台から裏にある研磨する場所へ移動。研磨していくうちに、貝殻がキラキラと白い光を帯びてくる。研磨が終了し、ピアス用の金細工をほどこして、タツノオトシゴのピアスが完成。完成品を先生から手渡しされて、つい嬉しくなってしまい、そのまま耳に開いたピアスの穴に通してみる。鏡で見てみると、動くたびに耳たぶの下で、タツノオトシゴがゆらゆらと揺れて、まるでタツノオトシゴが海の中を浮遊している感じに思えてくる。 |
先生にお礼を言った後、先生の今までの作品を見せてもらった。
ヒトデや鮫が口を開けた彫刻品など。どれも、やはり丁寧に彫られていて、素晴らしいの一言につきる。作品は、工房内で直接展示・販売しているので、この芸術品ともいえる美しい貝細工を、楽しむことができるようになっています。 |
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