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世界でも類を見ない貝の博物館と美しい貝細工工房 宮古島 海宝館
貝との出会い
館長 幸地和夫さん 昭和26年生まれ  私の貝人生・はじまりは「変人」の「親不孝者」
貝との出会い
子供の頃、学校が終わると家の手伝いが待っていました。
馬の餌の草刈りや、馬を野原に連れて行くのは子供たちの仕事だったんですよね。
仕事の途中、海岸へ下りて遊んでいるときに、砂浜で光り輝く貝を見つけ、手にしたのが、貝との出会いでした。
小学1年生の12月、おじいが凧を買ってあげようと、書店へ連れて行ってくれました。
そこでわたしが手にした1冊の本、それは貝について書かれてる本。その中には貝が昔、貨幣として使われていたことが書かれていました。
その後、柳田国男の著作「海上の道」に出会ったことで、貝への思いが益々深まっていきました。
そして集めつづけているうちに、その美しさにも魅せられていったんですよ。


貝殻が欲しかった館長は、生きている貝もセッセセッセと採ってきて、家に溜め込んでいたのだそうです。でも、貝の腐敗臭ってかなり耐えがたいもの。


私は黙々と貝殻を集めつづけていました。 父はしばしば、採ってきた貝を海へ戻しに行ったりもしていたんです。
当時、宮古島では食用としては貝を採っていたけれど、身を取り出した貝殻は、ゴミ捨て場行きというのが当り前。身を食べずに貝殻だけを集めつづける少年の存在は、村の人々の目には「変人」と映っていたことでしょうね。ご近所さんとも疎遠になりつつも、私は黙々と貝殻を集めつづけていました。


そんな「変人」の私も、無事に学生生活を終え、社会に出る時が来ました。
親や親戚は『成人したら農業を営む傍ら、役場か農協にでも勤めて欲しい』という、切なる思いを抱いていたようです。しかし、わたしはそんな思いなど知らず、『俺、潜水士になる』と宣言し、目指す道へと進みました。恐らく、一同を失意の底へと貶(おとし)めたことでしょうね。


しかし、自分の決めた道へとまっすぐに進み、職業潜水士として全国各地を渡り歩くようになりました。当然、新しい発見の連続に、貝の収集にも熱が入ります。コツコツコツと溜め込んだ貝を自宅に送り続け、いつしか家の中を埋め尽くすほどとなりました。
しかし、私の収集熱は増す一方だったのです。


貝の魅力、それは自然が創り出した美しさ、それは人が造れない魔力的美。
表面からは見えない、知りえない美しさ。
秘められた美しさ、魅力。すっかり貝に恋してしまいました。


またあるとき、好奇心で貝を削ってみました。すると人の手を加えることによって、ますます美しい輝きを増すことも知り、感動しました。素材の美しさと丁寧に手を加える優しさとが結びついて輝きを増す。
リュウオウサザエ


潜水士として海での仕事を続けながら、貝収集家や観光客のために貝を販売しようと思い立ち、妻と二人で有限会社海宝館を設立しました。一番品質が良いと言われる宮古で採れるホラ貝は、大人気。全国からの注文も一手に引き受けてきました。


そんな中で、たくさんの人々に「もっと貝に触れて欲しい」、「もっと貝の魅力を知って欲しい」という思いが膨らみ、いつしか展示館を造る夢を抱き始めたのです。
もちろん、はじめは具体的な構想などあるわけでもなく、ただ、漠然とそんな日が来ることを夢見ていたのでした。



しかし、時がやって来ました。
保良川ビーチ公園に隣接する自分の土地に展示館を建てようと具体的に構想を固めつつあったとき、友人知人にはじめてその夢と魅力を語ってみたのです。


館内の展示品 すると、町長を始め役場職員、まわりの人々が、「そんなに素晴らしいものなら町の発展につながるではないか、ビーチ公園の中に建ててはどうか」と話が盛り上がり、町が建設予算を確保し、めでたく建設の運びとなりました。
館内の展示品はもちろん私の所有の収集品約6000点を出展。
その多さに関係者はあらためて圧倒されたようですが、ずらりと並ぶ美しい宝石のような貝たちにみんなうっとり。感動を分かち合いました。


海宝館の開館祝賀式典で、父が涙ながらに語った言葉は忘れられませんね。
「ゴミの山が宝の山になるなんて、夢にも思わなかった」
「ゴミを集め続ける親不孝者だと思っていたが親孝行息子になってくれた」
と喜んでくれましたよ。


思えば「変人」からスタートした貝一筋の人生だけど、素直な思いで生きてきました。
そして、夢が実現できました。
いつも夢見ること、そしてその夢に向かってコツコツと進みつづけることが大切です。

幸地館長の素敵な笑顔は、夢への情熱から湧き出てくるものかもしれないな。


みなさま、海宝館を訪れる際には「館長います?」って聞いてみてくださいね。
もしいたら扉の中から微笑みいっぱいの素敵なおじさまが登場いたします。
また、時間があるときは、ダジャレ満載で館内を案内してくれるので、腹筋も鍛えられますよ?
幸地館長
工房紹介
(2003.10.22掲載)



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