朝食後、遊歩道をお散歩しながら浜辺へ。
まだ湿り気の残っている白砂の上をノシノシ進み、
波打ち際で腰を降ろした息子。
『……かあちゃん、これ、何?』
チャプン。
寄せては返す、冷たい『何か』にそっと手を伸ばした。
チャプチャプ。
海水を撫でて、砂を爪先でひっかいて。
濡れた手をペロンと舐めて、その刺激的な味に眉をしかめたり。
光を受け模様を描き出す水面をじっと見つめたり。
広がる海を前にして、座った場所から動けずにいる息子。
振り返ってかあちゃんの顔を見る余裕もない。
光も風も、色彩も、初めての感覚ばかりだもんね。
頭の中では、どんな情報処理が行われているんだろう。
陽射しが強くなる前に部屋に戻った。
そろそろ保育サービスの方が来る時間、
2時間だけ室内で預か?もらうことになっている。
息子よ、少しだけかあちゃんに時間をちょうだいね。
|