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しかし、島豚アグーについていろいろと調べてみると、驚きの分析結果が出た。
コレステロールが外来種の1/4・ビタミンB1(アミノ酸)が豊富・うま味成分のグルタミン酸が多く含まれている ・柔らかくておいしい・肉の色沢が良い・臭みがなく、あくが出ない・油が香ばしいなどなど。
しかも、アグーは病気に強く粗食にも耐える豚。
これぞ長寿の源かもしれない。
はじめは乗り気でなかった生徒たちも、アグーのすばらしさを知り、先生と一丸となってアグーの復活への道を歩み始めた。
さて、北部農林高校にアグーが集まった。残っていたアグーは、ほとんどが親子や兄弟、親戚と、血が近いもの同士で、そのため近交退化(近親交配退化)が起こった。発情をしないものや発情ばかりしているもの、多指などの奇形も生まれた。出産数が少ないものもいる。病気にも弱い。奇形個体は繁殖交配させてはいけないので、泣く泣く潰した。
どうもうまくいかない、このままでは絶えてしまう。
時を同じく畜産試験場でもアグーの研究を重ねていた。
数が少なすぎて、原種のみでの交配は無理だと判断。いろいろと悩んだ末に他の種の豚を交配に使い、血を薄くして、再びアグー原種とかけ合わせていく戻し交配が行われた。
年月のかかる作業だ。しかしあきらめなかった。何度も何度も繰り返した結果、1995年、在来豚アグーに限りなく近い黒い豚が蘇ったのだ。
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