現在、沖縄で“食の総合プロデューサー”としてご活躍中の道筆さんですが、なかでも石垣牛と今帰仁アグーに関しては、ミチフデブランドとして出荷しているほどのこだわりよう。石垣島で開催される仔牛のセリからご自身の目で厳選したうえで信頼のおける契約農家に預け、2年余り大事に育てられた血統書・証明書付きの逸品なのです。
さらに、一般的に石垣で生まれ育った牛だけが純粋な石垣牛だと思われがちですが、実は仔牛のときは暖かい土地、逆に成牛になれば寒い土地のほうが肥育には適しているんだそうです。 なるほど、寒暖の差を利用して上等な霜降り肉ができていくのですね。
道筆さんの並々ならぬ石垣牛に対するこだわりを伺っていくつれ、さらに期待度が高まっていきます。そして写真撮影のために登場したのは、テレビでしか観たことの無いような美しい霜降りの石垣牛!最高級の石垣牛をドッカーンと目の前にし、取材陣一同ため息ともつかないため息を漏らし、見入ることしばし・・・。 ハタと気を取り直し取材用の写真を撮影しつつも、そうこうしている間に溶け出してしまいそうなツヤツヤの脂とさくら色のお肉に目が釘付けなのでありました。
さらに道筆さんのお店が扱う石垣牛は、お肉が柔らかくなるようパイナップルの絞りかすや糖蜜を与えているそうです。 他の土地では真似できない、沖縄ならではの肥料ですね。 頭の中が腹いっぱいになった頃、 『さて、そろそろ石垣牛を食べに行きましょうか。』 そう言って道筆さんが自信を持ってお薦めしてくださったのが、浦添市経塚にある 『酒菜亭とらや』さん。
初めて食べる石垣牛が、いきなり道筆さんのところのお肉でいいんですか!? と恐縮しつつ、 お箸をパチリ、ビールをぐびり。 気がつけば臨戦態勢に入っていました。