勝連城(かつれんぐすく)の最後の城主・阿麻和利(あまわり)は、東アジアを中心とする海外交易を盛んに行って勢力を拡大した有力な按司(あじ)で、琉球統一後も琉球王府から唯一王権を脅かす存在と目された。首里王府は、阿麻和利を抑えるために中城城に護佐丸を配置したり、琉球王・尚泰久(しょうたいきゅう)の娘で絶世の美女と言われた百度踏揚(ももとふみあがり)を嫁がせるなどの策を行った。しかし、阿麻和利の王権奪取の野望は果 てることなく、最大のライバル中城城主の護佐丸を倒した後、首里城を攻めた(1458年)が大敗。王府軍に滅ぼされたとされている。 |
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