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高良教授に学ぶグスク 日本のお城とかなり違うグスク
 
  違います。かなりややこしいのですが「城」でありながら城ではない、軍事的な施設としての機能だけではなく、あの首里城でさえも「城」という言葉では括れない要素が沢山あります。
  紫禁城私は首里城の復元にずっと関わっており、首里城に訪れる人のアンケートも読んでいるのですが、中には「これがほんとうにお城か?」というような声もあります。

しかし、首里城は日本国内のお城と比べて見るから異様に感じるのであって、中国、朝鮮半島、ベトナムなどの宮殿と比べると、むしろ首里城の方がアジア的なお城なのです。

首里城はアジアに共通するスタイルやコンセプトを持っていて、同じ世界遺産に指定されている姫路城など、日本のお城のほうがアジアの目でみると特殊なのではないでしょうか。
  首里城正殿そうですね、本土の天守閣のような建物はありません。首里城の正殿は二層構造・三階建てになっていて、あれが一番高い建築物でした。

朝鮮の古い文献に、当時の首里城を見てきた朝鮮人の報告がありますが、

「だいたいわが国と同じであった」とされていて、あまり違和感を覚えなかったそうです。やはりアジア的だったということでしょう。

また、あれ以上の高さの木造建築を立てると台風に持ちこたえられないということ。

それと、これは中国の文献に残っている報告ですが、首里城の正殿の中に入った中国皇帝の使者が驚いたのは「柱だらけでまるでムカデみたいだ」と報告されています。

現在の沖縄の人たちはあまり意識していませんが、当時は結構地震が多かったので、耐震構造に優れた設計だったという面もあります。

京都大学で実験してもらったらマグニチュード5〜6までは耐えられる構造になっているようです。つまり、台風や地震のことを考慮した建物だったのです。

もうひとつは瓦ぶきだったので上からの瓦の重さに耐えるということもあったと思われます。


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