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琉球舞踊館「うどい」
正直に告白すると、私はここを訪ねることにあまり気が進まなかった。全国各地にある民俗芸能館の舞台や、ホテルのロビーで行われる中途半端な琉球舞踊を見るにつけ哀しい思いをしてきた私は、自分が本当に素敵だなぁと尊敬の念を抱き思う沖縄の芸能を、中途半端なものを母に見せたがために、沖縄の芸能はこんなものなのねと思われるのが嫌だった。
ところが、ごめんなさい。「うどい」は素晴らしかった。ここの踊り手はプロ※。どんどん引き込まれて見てしまう。踊りの間には、始めての人にもわかり易い説明も入る。踊り手の衣装には、紅型(びんがた)も絣も芭蕉布も本物を使っているのが一目でわかる。
「素敵ねえ。もう少し見ていたいわ」
踊りの演目は毎月変わるそうだが、黄色や朱に染められた華やか紅型を着て四竹(よつたけ)を鳴らしながら踊る古典舞踊から2演目、それから明治以降に生れてきた庶民の雑(ぞう)踊りから4演目が舞われる。
1回40分の公演で、1日6ステージ。踊りや衣装に興味のある人は、都合のいい時間帯にぜひ寄ってみて。
※この日の「うどい」の踊り手は、宮城流美能留会(みのるかい)の方々
黒島口説(くるしまくどぅち・雑踊り)・写真上
干したタコを盗んだネズミがネコに追い掛け回されている様子や、貝に指を挟まれて驚く娘の様子を踊りにしている。見てるだけで元気が出てくる踊り。
四竹(古典)・写真中 青い海と蓮の花をモチーフにしたと言われる笠、艶やかな紅型の衣装に真っ赤な足袋。2人の鳴らす四竹の音がぴたっと揃っているのが心地よい。
谷茶舞(雑踊り)・写真下 「いっさそいそい」の掛け声で籠と櫂を持って踊る男女の舞い。
右から3つに分かれた座席ブロックの、中央ブロック、舞台に向かって前から3列目付近の座席がお薦めらしい。 |
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