| サンゴの産卵を見る前に、サンゴって何なのか、ちょっと勉強してみましょう。サンゴに詳しいブルートライの横井さんにインタビューしました。 |
| ○サンゴって動物?植物? |
| イソギンチャクの仲間です。動かないけれど、動物なのです。サンゴは小さなポリプがたくさん集まってできた集合体です。 |
| ○サンゴは何を食べている? |
| サンゴは大食漢のナマケモノです。褐虫藻(かっちゅうそう)という植物プランクトンをポリプに住まわせて光合成をしてもらい、おこぼれにあずかっています。夜は太陽も出ないし褐虫藻も休んでいるので仕方なく(?)自分で動物プランクトンを捕まえて食べています。 |
| ○サンゴにはどれくらい種類があるの? |
日本にはだいたい400種類のサンゴがいることが分かっています。沖縄にはその内9割近くが生息しているといわれています。大きく分けてソフトコーラルとハードコーラルとがありますが、今回の「サンゴの産卵」は枝サンゴ、つまりハードコーラルです。
国際研究グループの発表によれば、沖縄のサンゴは世界一だけれど、自然保護区を設定しないと、絶滅する可能性が高いといわれています。 |
| ○サンゴの白化現象って? |
水温が高くなったりして住みにくくなった褐虫藻が、サンゴからいなくなった状態です。白く見えるのは、褐虫藻がいなくなって、骨が見えるからなんです。褐虫藻がいなくなれば、エサがなくなる。
大食漢のサンゴにはひとたまりもありません。褐虫藻がいない状態が続くと、栄養失調になって死んでしまう。サンゴが死ぬとブリーチされたように真っ白くなります。 |
| ○水温の上昇とサンゴの白化現象はどんな関係があるの? |
水温が1.5〜2度上がると白化現象が起こるといわれています。人間の感覚で1.5〜2度って、そんなに変わらないと思うかもしれないけど、熱しやすく冷めにくい水の温度変化は陸上の二倍に匹敵します。
おまけに日陰がないから逃げ場がない。クーラーもない。かなりのダメージです。特にハードコーラルは比較的環境の変化に弱くて影響を受けやすいのです。 |
| ○サンゴの白化現象が進むとどんなことが起きる? |
サンゴに住み着いている褐虫藻がいなくなってサンゴが死んでしまいます。褐虫藻がいなくなれば、光合成ができなくなる。水中の酸素も減ります。
サンゴが死ぬと、サンゴをエサにしている生き物や、サンゴで子育てをしている魚が減ります。食物連鎖で小さい生き物が減り、魚が減る、美味しい魚がいなくなる。ダイビングに興味のない人も、美味しい魚が食べられなくなったら悲しいよね。 |
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