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森の下草も、よく見てみると種類が内地とは違う。
「おおっ。な、なんだろうコレは…?」突然、目の前にニュッと怪しげな植物が現れる。
「ワラビ?ゼンマイ?…そ、それにしてもデカイねぇ。人間の腕の太さぐらいあるよ」これは“ヒカゲヘゴ”というシダ植物らしい。別名“古代ぜんまい”と呼ばれ、新芽を煮物にしたり天ぷらにしたりしてお祝いの時に食べるのだそうだ。クルクルっと巻いていて、なんだかカワイイ。泥棒が背負っている風呂敷の唐草模様みたいだ。こんな瞬間に、「ここはジャングルなんだ」と実感する。見たこともない南国の木々がワサワサと生い茂っていて、歩いているだけで楽しい。まるで恐竜時代にタイムスリップしたかのようだ。
すると目の前を、真っ青な何かがツ―――っと横切る。沖縄諸島の固有亜種で“リュウキュウハグロトンボ”という、川沿いに生息するトンボだ。糸のように細く、鮮やかに青く光ってキレイ。
「こっちは、トンボもこんなにカラフルなんだねー」と沖縄の持つ色彩の豊かさに2人で感心する。→
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