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沖縄の海あしびぃ(海遊び)
Vol.1ウミガメと泳ぐ  (渡嘉敷島 渡嘉志久ビーチ編)

沖縄の海あしびぃ
■vol.1ウミガメと泳ぐ
  (渡嘉敷島)
■vol2石西礁湖に
  浮かぶ島(黒島)
■vol3青の洞窟
 (沖縄本島 真栄田岬)
■vol4鍾乳洞探険
 (宮古島 保良川編)
■vol5球美の楽園
 (久米島 はての浜編)



 ボートが着くと、シュノーケリングの装備でウミガメの撮影に向かった。
水中だと場所がわかりにくい。
ボートにいるダイビングスタッフにウミガメの居場所を教えてもらい、その方向に泳いでいくと水深2mくらいのところに黒い岩のようなものがかすかに動いているのが見えてきた。

 近づいていくとウミガメが一生懸命に海草を食べているので、しばらくじっと見ていた。ほんの少しずつ海草を食べながら移動している。呼吸をするときに水面まで泳ぐくらいで、あとはずーっと食事中。



 ひたすらおいしそうに食べつづけているので、
素潜りでゆっくりと覗いてみると、ウミガメが顔をあげて「ん!?」という顔をした。

 ウミガメの口元は、ちょうど人がソバを食べて
いて、麺を1本すすっている途中のように海草を
くわえていた。
 ファインダー越しのウミガメの表情がかわいくて
思わず吹き出しそうになったが、ウミガメは何も
なかったように、また食べ始めるのだった

 長い時間、何度も素潜りを繰り返し、他のウミガメの食事にも付き合ってみた。間もなく産卵を控えているのだろうか、皆、海草を一生懸命食べていた。

 やがて陽が西に傾いた頃、ビーチから離れた砂地の海で、ウミガメはスーと浮上してきた。そして海面で呼吸をすると潜り始めた。今日の食事を終えたかのように、ゆっくりゆっくりビーチ沖の深場へと泳ぎはじめ、やがて消えていった。


ウミガメ



ウミガメ
 そして僕も水中撮影の長い一日を終えた。
 部屋に戻り片付けをして売店にビールを買いに行くと、フロントに地元育ちのホテルの人がいたので、今日出会ったウミガメの話をしてみた。
「このウミガメたちは父の代からいるそうで、私たちも子供のころからこのウミガメ
たちと遊んでいましたよ」と教えてくれた。

 昔から変わらない海がすぐ近くにあり、その海に触れて感じるって素晴らしいことだなぁとつくづく感じさせられた。

 部屋に帰ろうとしたら「今日の夕日は、きれいですよ。このビーチの前に沈むのでよかったら撮影してくださいね」という言葉にビールを冷蔵庫にしまい、カメラを持ってビーチに向かった。



 沈む夕日は、渡嘉志久ビーチを赤く染めていく。
アダンの木陰から赤く染まった海を見ながら「ウミガメと少年」という戦争童話を思い出した。
そして「彼らはこのきれいな海も戦争も見つめてきたんだなぁ」と思いながらシャッターを切ったのである。





夕日
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(2007.09.06掲載)




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