台風の被害も大変だが、それも自然の営み。
台風のおかげで水温が下がり、サンゴ達が回復し海が豊かになることを思いながら撮影を続けた。
そろそろ撮影も終わろうかとしたころ、小学生くらいの女の子が浮き輪でシュノーケリングをしながら「おかあさん、サンゴが白くなっているね」という声が聞こえてきた。
この子達は、今日見た沖縄の海のどんな絵を夏休みの絵日記に書くのだろうか、クラスの友達にどのように話すのだろうか・・・と思ったのである。
バイクに荷物を積み込むと集落経由で港に向かった。集落には昔ながら赤瓦の家が建ち並び、その一角に家庭学習標語「牛さんは一歩一歩 ぼくたちはこつこつ」という看板があった。
「なるほど」と思いながら石西礁湖に浮かぶ島を後にした。
石垣へ帰る高速フェリーで昔ながらの漁法で漁をしている海人の操舵するサバニとすれ違った。そして、青いサバニは夕日に染まり、時代を交差するように一昔前の風景を残しながら過ぎ去って行ったのである。
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