シュノーケリングしながら魚たちと戯れる人が増えはじめると、たくさんの群れでいたはずのツバメウオたちもあちらこちらへ分散し、2、3匹くらいでちょろちょろと忙しそうにその後をついて行き過ぎ去っていく。
ようやく洞窟近くになって来た頃、陽が昇りサンサンと輝く日射しが水中に差し込みはじめ、海は青さを増しはじめた。遠くにはシュノーケリングの団体が大勢でこちらを目指して向かって迫って来るのが見えたので、その前に洞窟に向かった。近づくと目の前の岩肌がオーバーハング(岩壁の傾斜が、頭上に庇(ひさし)のようにおおいかぶさっている状態)となって日陰をつくり真っ暗な入り口がさらに暗くなって口を開けている。洞窟の入り口は満潮でも半水面状態でスノーケリングでも楽に入っていける。