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「ほら、来年の1月に石垣島でマラソン大会があるだろ? その大会に岩手県から230名もの方が出場と応援でいらっしゃるんだ」
「230名、ですか? スゴイ……」
「それだけじゃないぞ。その時には、なんと、花巻空港から石垣空港まで我がJTA機をチャーターして来られるのだ」
ジャ、ジャーンッ!! と、Q氏の後ろでファンファーレが鳴った気がした。
「チャーター機とは、これまたスゴイですね」
「そう、だけど、これは単にスゴイってだけじゃなくて、岩手と石垣の友情の物語でもあるのだ」
「というと?」
「ほら、いつか話したろ。岩手と石垣の間にはいい話がある、って」
「あ〜、そういえば。でも、あの時はQさん、酔っ払っていたから全部は聞いていませんよ」
「あれ、そうだったっけか。まぁ、いいや。当日までにこれを読んで頭に入れといて」
そう言って、数枚の紙を渡された。取材日程表と『種籾が取り持つ 岩手県・沖縄かけはし交流経過』と書かれた書類。、これを読むと、ことのあらましがわかるらしい。
「取材クルーは君と私さとなおさん(注4)。そうそう、TVにも出演するかもしれないよ」
「テ、テレビ、ですか?」
「取材の様子を向こうのマスコミが取材にくるらしいんだ。君も画面のはしっこにチラッと映るかもしれないから、そのつもりで。くれぐれもそんな格好(注5)で現れないように」
青天の霹靂とはこういう事を言うのかもしれない。まさか自分の人生の中に、岩手のTVに出演、なんてことがあるとは夢にも思わなかった。
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