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「うりゃー、がんばれー!」
おばぁが叫ぶ。私もつられて、
「がんばれーっ!」
おばぁと私、手を握り合いそうな勢い。
そこへ、タッタッタッ…と軽快な足音が。目を向けると、胸に燦然と輝く黄色のゼッケン。
おぉ、あれは岩手のランナーの方々ではありませんか。
「岩手の人達が来ましたよ!」
おばぁに伝えると、おばぁは「うりゃっ! どれどれ」と身を乗り出し、手を振り始める。
「ちばりよー!」
おばぁの声援に、岩手ランナーの方は微笑みで応える。なごやかな雰囲気。
普段、テレビで見るマラソン大会とはずいぶん違って、気持ちがほっこりとする。
せっかくなら、岩手の言葉で応援しよう! そう思って、
「岩手の言葉では“がんばれ”は“けっぱれ”って言うんですってよ」
と教えてあげると、おばぁはくいいるように私を見て、
「けっぱれ、か。よし。あ、来た来た、けっぱれー!!」
と元気に叫び始める。
黄色いゼッケンをつけたランナーが通るたびに、“けっぱれ! けっぱれ!”と
小さく飛び上がりながら、応援するおばぁと私。
なんとなく、「同士」といった気持ちが生まれる。こういう小さな触れ合いが、とても楽しい。
…このように、街中がとても和やかなムードに包まれた石垣島マラソン大会でしたが、一つ、残念なことがありました。
それは、優勝候補の岩手の三浦千良選手が、走行中、交通事故に遭われたことです。
幸い、命に別状はなく、現在は地元・岩手の病院で療養生活を送られている三浦選手の、一日も早い回復を願ってやみません。再び、石垣島マラソンに帰って来られる日を心からお待ちしています。
そして、三浦選手が帰って来られる年の大会には、私も出場したいなぁ(フルは無理なので、ハーフで…)と思っています。(そのためには、今から練習しなくては!!)
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