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海人紀行
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第4回 伊良部島 vol.3 「2度目のアギャー漁」

天然モズクの収穫は、いたってシンプル。


海中に生える『天然モズク』を素潜りで手づかみで刈り取り、
シーブという網に入れていくだけ。


・・・なんですが、これが水中でもかなり重たい!!!


ひと網で、一斗缶●缶分の重さ。
つまり、18キロに水分が加わっている重さのですから。
採れば採る程増えていくモズクを持って泳ぐ(水中を走る)のは、
重労働です。
私が、足腰鍛えるのにはいいトレーニングになります。きっと。


シーブいっぱいにモズクがたまると、いったん船に戻ります。
採ってきたモズクをいきなり船にあげるのは重たいので、
えっさえっさと手で取り出して、ある程度軽くなったら、
2人がかりでよいしょ〜っと船上へ引き上げます。


お二人とも、70才余るのオジィですが、ばりばり現役海人です!
モズク以外の季節には、イカやタコ、様々な魚を捕っています。





天然モズクをシーブという網に入れていく


シーブからある程度モズクを取り出さないと重くて持ち上げられないのです。


重いシーブを2人がかりでよいしょっと!

モズクの中のゴミをチェック

船にあげられた、モズクに、ゴミ(海中の雑草等)が付いていないか確認
していきます。


モズクだらけの船上には、海藻の香りが充満していて、これを嗅ぐと、
私、海に来たなぁ〜って感じるのです。


ぐんぐん潮が引く海での操船は至難の業。
(海の)道を間違えると(吃水が引っかかって)出られなくなってしまいます。
魚場を移動するのに、重量を軽くするため、海人は、乗ったり降りたり。


その移動途中も、船上のオジィはごみ取りを怠りません・・・
次の魚場に移っては、新しいモズクが次々乗っかってくるのですから。




でも、人様に美味しくいただいてもらうために(売り物として)は、
船上でのごみ取りでは、まだまだ足りません。
家に帰るとオバァが2人でせっせと作業していました。


「昨日獲ったモズクのコンブ草をとってるのさぁ〜」
アマモ等の雑草がコンブに似ているからコンブ草と呼んでいる
とのこと。
朝早くから、夕方遅くまで、オジィ達がとってきたモズクの後処理を
するのです。


モズクのヌルヌルでお肌が奇麗になるのか、オバァの肌はすべすべ
していましたよ。(うらやましい!)


オバァ、それでほんとにオバァなの???

魚でも貝でも、海藻でも、海から獲ってくるのは重労働なのですが、
実は後処理もすご〜く大変なのです。


『男は一人だと浮遊するからよぅ。(働けないよ)』


なんて言ってる海人がたくさんいますが、ほんと、私もそう思います。
獲(撮)りっぱなしできると、非常に楽なのですけどね・・・。
そして、そうそれを売りさばくこともこれまた一苦労。


オジィが獲ってきた、魚介類を売って歩くオバァの姿があちこちに
見受けられますが、オジィの戦利品って、きっと、オバァのほこり
なのでしょうね。


ニャンコも一緒にお出かけです。



オバアがコンブ草をとる手元



モズク効果?でお肌つるつるのオバア




オジイの戦利品を売りに行くオバア(猫も一緒に)


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(2007.04.17掲載)




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