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白い砂の道の両側に、丈の低い緑の草原がざわわ…と広がっていた。軽トラックがガーと走り、砂がふわっと浮き上がる。空が大きい、そしてすこーんと青い。宇宙の底が抜けたみたい。
黒島は「牛の島」と言われている。200人:2000頭、人の数の10倍だ。そのとおり、緑のじゅうたんに向こう〜〜のほうまで点点点…と牛の姿。それにしてもこんなに普通に牛が近くに居ると、私も、たんなる生き物なんだなぁ。「私はヒト科ヒト属よ。」それだけのことに思えてくる。
灯台や伊古桟橋をぶらぶら歩いて、西の浜にはちょうど夕焼けに着いた。雲や岩やアダンの木が、いちめんに金色だ。波打ち際が、きらきら光っている。思わず、じゃぶじゃぶ服のまま海に入ってしまう。
んー、気持ちいい。
太陽が、そぉっと、海に落ちていく。
「おおぉぉ……。」
なんという景色!空から声が聞こえそう。こんなに大きな空の下で、私は時間の過ぎるのを体いっぱいに感じている!地球って、ほんとに回ってる。
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