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与那国紀行・前編東崎

納を出発し,浦野墓地のウテナン・サシナンの墓や最近出来た一億円の墓を見た後,東端の東崎を目指した。 東崎から南に下る海岸沿いは巨大岩礁と絶壁の雄々しい景観が続く。
東崎一帯は東牧場といわれ,テキサスゲートを超えたら徐行。岬への一本道を進む。 道の両脇はグリーン。ところどころ牛が座っている。
イソバが開拓した牧場は北牧場の西の一部だが,500年を経た今,人口1800に対し牛4000頭。子牛は業者に売られ本土に渡り神戸牛や松坂牛となる。

岬は,灯台まで緑の芝がひろがって,ぐるりは海。草原の淵の海の崖下は荒波。 右手に西表島が見えるらしいが,今日は雨で見えなかった。与那国馬が潮風を受けた草を食べ,馬同士でじゃれ合っていた。

車場に戻ると,植栽された阿旦の葉の先端がバサバサに切り取られている。 「牛と馬が食べたんです。草刈りは牛と馬。植木屋はいらない」 とタクシーのガイドさんが言うので大笑いしたが,50台は停まるアスファルトの駐車場に車は私達だけ。あとは馬糞がポトン,ポトンと落ちていた。




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