久部良から西崎へ。ついに日本最西端に来た。かつて密貿易船で溢れた海峡も今日はダイビング船が数隻。沖はカジキの好漁場。ここに日本最後の夕陽が沈む。晴れた日にはここから台湾が見えるという。しかし生憎の曇天。
台湾まで僅か111キロ。台湾はどれぐらいの大きさで見えるのか?タクシー運転手のガイドさんが「これぐらい」と手を広げて教えてくれた。
台湾が日本領だった時代は往来が盛んで,島の年寄りも「子供の頃は親に連れられ台北に行った」人が多い。台湾銀行券が使えた唯一の島で,大都会台北は身近な街だったようだ。終戦直後,台湾との密貿易で1万2000人になった人口も今は1800人。現在は往来も絶たれ,近くて遠い国になったという。