美ら島物語
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与那国紀行後編あたたかい与那国の人々
発電所のヤギ
  歩にでたら,発電所の前で白い子犬が遊んでいた。草を食べだした?,,,と思ったら,子山羊だった。 足がガッチリ逞しい。本島の山羊はほっそりしている。放し飼いの山羊はこんなに違うのか。 与那国の山羊は崖もひょいひょい登るそうだ。

冬のダイバー

ダイバー達の歓声があがる,食堂で歓声が上がったので,行ってみるとダイビングツアーの一行だった。食堂のテレビにデジタルビデオをセットして,その日の成果 を見ている。「ハンマーヘッドシャーク!ちゃんと写ってるよ!」と与那国の酒で乾杯。与那国方言でサメは〈サバ〉というが,このサバは肉食で2mはあったらしい。一条の泡が海上へ。画面 にはチョウチョウウオ,ウコンハネガイ,ウミガメ。
「与那国の海はダイナミック!」大坂,神戸,東京,広島から来たダイバー達は笑顔満開。潮流が早く上級者向きで,冬はドリフトで西崎沖のハンマーヘッドシャークポイントや,巨大な岩が落ち込むドロップオフを楽しめる。「明日は海底遺跡,天気次第だなぁ」と語っているうちに夜が更けた。

与那国の釣りキチ

ひなびた漁港発まで時間があって「久部良で磯釣り」の同宿の某氏の車に同乗。聞くと,東京のビルオーナーで「釣具をもって,ふらっと」きたらしい。滞在予定も「わかんない,一ヵ月ぐらいかなぁ」とあっさり。まるで「釣りバカ日誌」のスーさんだ。
漁港に着くと,スーさんの目はすでに海に釘付け。「あの潮目がいい」と指すが,私はよく分からない。閃いたように日本最西端の商店に突入。餌を右手に再登場。戦闘開始の態勢。「元気で!」と蜜柑を手渡し,颯爽と護岸にきえた。ひなびた漁港に海鳥が遊んでいた。

 
(2002.03.07掲載)




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