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カミサンはショッピング、息子はサッカーの練習に出て行った日曜日の昼下がり。ベランダ越しに遠雷が光った。
どんよりとした空を切り裂く閃光。大地を揺るがす轟音。
地から天へ駆けのぼる黄金色の姿は、龍、そのものだ。

子供が小さかった頃、一緒によく見たドラえもんの中の、のび太が桃太郎になる話を思い出す。桃太郎といえば鬼、その鬼は漂着した西洋人だった。背が高く、赤ら顔で鼻が高く、髪は縮れ、全身毛深い。もちろん、言葉は通じない。西洋人に初めて出会った昔の人は、自分が認知している人間の概念を超えた異質なもの、鬼として畏れた…
妙にリアルに感じるのは私だけだろうか。

時間に追われ、ストレスでガンジガラメの現代の都会人に比べて、昔の人、古人(いにしえびと)は遥かに豊かなイマジネーションを持っていたことだろう。

とはいうものの、考古学者が古代エジプトの象形文字を一生懸命解読したら、「今の若い者はなっとらん」と書かれていたというエピソードがあるように、同じ人間、無からの発想は難しい、実在する何かをキッカケに想像の翼を広げたのではあるまいか。

古人は、何を見、何を感じ、何を考えたのだろう。

その中に、リアリティを追い求めてみよう。
よし、錆びついていた想像力をフル回転だ。
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