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遥か30年ほど前、高校の古文の教科書にあった竹取物語。
文庫本を買ってきて、読み直してみた。
あった。かぐや姫が求婚してきた5人の貴族に在りもしない宝物を取ってくるようにと無理難題を持ち掛ける。そのひとつが、銀の根と黄金の茎をした木に白い珠が実った枝。その木は、東の海にある蓬莱(ほうらい)という山に生えているという。

問題は、この「東の海」だ。
記憶の襞に宿り、高校以来、いつまでも消えることがない疑問。
東の海には何がある、広い広い太平洋だ。
山があるとすれば、ハワイ、それともアメリカ大陸まで行ってしまうか、
はたまた大昔に海に没したというムー大陸か…。

竹取物語は、日本最初の物語として知られ、仮名和文で書かれている。
相当数の和歌が散りばめられていることからも、日本で成立したのは確かなようだ。 しかし、日本の東の海には何もない。

何もないことから、蓬莱山をイメージできるものなのだろうか。やはり、何らかのキッカケがあったのではないか。キッカケとは現実に存在するもの…

その島は、空想の産物ではなく、実在するという前提を置いた上で、考え直してみよう。
そもそもこの物語の素が日本以外からやって来たものであったとしたら…
例えば、計り知れない影響を受けた中国。

なあんだ、中国の東の海には日本があるじゃないか! 

待てよ、そうだとしたら、「東の海に蓬莱といふ山あるなり」の蓬莱は
日本のどこなのだろう。
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