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沖縄の島唄巡り 恋ししまうたの風 〜南の島々のうたを訪ねて:特別編 西表島祖納「節祭」

プロローグ 〜 八重山のミルク神、西表島祖納のミリク神

 大国ヌ弥勒 我ガ島ニイモリ
  今年カラ我ガ島 世果報デムヌ 世果報デムヌ
   サンサンユーヤーサー スリーサーサー

 (〜「弥勒節」西表島祖納節祭 スリズより船元に至る行列歌)

鮮やかな黄衣をまとい、右手に団扇、左手に杖を持った白い微笑面。優雅に団扇を扇ぎながら多くの供を引き連れ、「弥勒節(ミルクブシ)」の唄声とともに現れる福福しい姿は、「ミルク」と呼ばれる神。八重山諸島のさまざまな神行事に登場するミルク神は、海の彼方にあるとされる豊穣の地から、世(豊作・富)をもたらすとされる神さまです。

1791年、公用出張の帰りに台風に遭い安南(東南アジア方面)に漂着した「大浜用倫」氏は、彼の地で「弥勒菩薩」の行列に遭遇。初めて目にした“衆生済度、幸せをもたらす”弥勒菩薩に深い感銘を受けた用倫氏は、一足先に八重山へ帰る随行者・新城筑登之氏に面と衣装、自作の「弥勒節」を託します。筑登之氏が持ち帰った品々は、「八重山が豊かになるように」という「用倫」氏の切なる願いが詰まったものでした。これが八重山諸島のミルク信仰の始まりとされています。

「弥勒(ミロク)」が訛り「ミルク」と言われるミルク信仰は竹富島、黒島、小浜島、波照間島など八重山の島々、あるいは西表島のように島の一部の地域にいまなお受け継がれています。
西表島には祖納(そない)と干立(ほしだて)、2つの集落に伝わっているそうで、こちらでは「ミリク」と呼ばれています。

500年以上の歴史を有する祖納「節祭(シチ)」において、年に一度だけ姿を現すミリク神は、他集落のミルク神と大きく異なる点が2つあります。
ひとつは、ミリク神が人前に姿を現している時間の長さ。
生身の人間扮するミルク神が人前に姿を現す時間は10〜15分という地域が大半ですが、祖納節祭に現れるミリク神は、ユークイ(世乞)行事の最初から最後まで、およそ6時間にも及ぶ長い時をずうっと島人とともに過ごします。
ミリク役に選ばれた栄誉ある島人はユークイの間、無駄な動きは一切せず、話すことはもちろん、水を飲むことも、食べることも、用を足すことすら許されません。
多くの人前で生身の人間がひたすら“神”として振る舞い続けるのです。

もうひとつは、ミリク役に選ばれた島人がミリク面をかぶる“人が神になる瞬間”と、長い世乞い行事を終えた後、ミリク面を外し“神から人に戻る瞬間”に立ち会うことができるという点。
一般的にはミルク面をつける瞬間や外す場面に立ち会えることはありません。このような場面に立ち会えることは稀有なことなのです。

祖納「節祭」でしかお目に掛かることのできないミリク神や全身黒装束のフダチミ。
祖納「節祭」を3日間追い掛け、その様子と節祭に関わる島人の想いをお届け致します。

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