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とある酒造所へ行ったときのこと。
ちょうど、蒸留を始めるところ。しばらく工場内を取材をした後、蒸留器の前に戻ってくると、ふつふつと蒸留したての泡盛がタンクに流れている。
『うほー、んまそだな〜。』
そんな心の叫びが届いたのか、タンクの蓋を開け杓子ですくって差し出してくれた。
『飲むなよ、舐めるんだぞ。いま度数は70度くらいあるからな。』
人肌ほどの温度の出来たて泡盛。そーっと唇をつけてみた。
『おお〜 ふぁんた〜すてぃっく♪』
確かに度数は強いが、口の中で広がる爽やかさに、新鮮なおどろきとやさしさを感じた!
ほっほう、これはサキタリヤーしか味わえない最上の美味なのだな。
と思いながら、少しずつ、少しずつ口の中へと落とし込んでいった。
この感じ、なんだか胸がドキドキする。懐かしい感じ。
まろやかな気品ある古酒も美味しいけれど、出来立ての初々しさにもまた、心ときめく。First Love のようだ。
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