美ら島物語
けいさい予定 サイトマップ
美ら島検索
「美ら島物語」メールマガジン「ちゅらしまニュース」発 泡盛コラム


TOP

バックナンバー


文・森山 卓


vol.10 First Love
とある酒造所へ行ったときのこと。
ちょうど、蒸留を始めるところ。しばらく工場内を取材をした後、蒸留器の前に戻ってくると、ふつふつと蒸留したての泡盛がタンクに流れている。

『うほー、んまそだな〜。』

そんな心の叫びが届いたのか、タンクの蓋を開け杓子ですくって差し出してくれた。

『飲むなよ、舐めるんだぞ。いま度数は70度くらいあるからな。』

人肌ほどの温度の出来たて泡盛。そーっと唇をつけてみた。

『おお〜 ふぁんた〜すてぃっく♪』

確かに度数は強いが、口の中で広がる爽やかさに、新鮮なおどろきとやさしさを感じた!
ほっほう、これはサキタリヤーしか味わえない最上の美味なのだな。
と思いながら、少しずつ、少しずつ口の中へと落とし込んでいった。
この感じ、なんだか胸がドキドキする。懐かしい感じ。
まろやかな気品ある古酒も美味しいけれど、出来立ての初々しさにもまた、心ときめく。First Love のようだ。















戻る 進む




美ら島物語泡盛コラム
この記事に関するご意見・ご感想をこちらまでお寄せ下さい。