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「美ら島物語」メールマガジン「ちゅらしまニュース」発 泡盛コラム


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文・森山 卓


泡盛コラム 番外編2  日本最南端の清酒『黎明』

沖縄、酒、と言えば泡盛だが、沖縄で清酒が造られていることは、地元の人にもあまり知られていない。沖縄本島中部の具志川市にある『泰石(たいこく)酒造が』、『黎明』という名の清酒を造っているのだ。

先代の安田繁史氏は現在の岩手大学で農芸化学を専攻し、醸造を学んだ。そして戦後、宮崎大学で助教授として発酵化学を研究していたが、琉球大学の初代学長、志喜屋孝信氏に誘われ沖縄に戻り、醸造の研究を行うことになった。しかし、そのころの琉球大学には、十分な研究ができる設備などなかったので、自ら酒造所を設立し、酒造りをはじめたのだそうだ。

その当時(1960年代)は、観光客は泡盛のことなどだれも知らず、沖縄に来ても清酒を好んで飲んでいた。沖縄で造れないから本土のものを出すしかない。悔しいではないか、何とか沖縄で清酒が造れないだろうか、と考える日々が続いた。
沖縄の気候風土では清酒造りは無理だ駄目だと言われると、なおさら造ってみたい。沖縄と自分のプライドかけてやってみようと思いつづけていた。

清酒造りには、低温での長期発酵環境が必要。冬場でも気温が20度近い沖縄での一番の問題はやはりこの温度管理だった。
そんな中、いろいろ調べてみると、長崎県にある黎明酒造が、冷房装置を使った醸造で特許を取ったことを知った。
「思い」と「夢」を伝えると技術とノウハウを提供してくれることになった。そして、地下水を汲み上げてタンクの周りを循環させる冷却設備を独自に作り出したことによって、温度を一定化させることができ、ついに沖縄で清酒を造り、世に送り出すことができた。
日本最南端の清酒、『黎明』。その名は長崎の黎明酒造からあやかって頂戴した名前だ。

ちなみに『黎明』の味は、辛口でコクのある酒。沖縄に吹く潮風のように、まったり、しっとり。南の島の自己主張を感じる逸品。
冷酒で飲むのがおすすめです。

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(2004.08.02掲載)




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