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パラグライダー搭乗記
風に乗って、再び空へ
砂浜上空で、美しいサンゴ礁のシャッターチャンス

今度は風を捉えやすいよう、砂浜の奥から滑走をはじめることに。
段取りは1回目と同じ、少し心にゆとりも出てきた。
パラグライダーを浮き上がらせて風の力と戦う。
向き直ると再び「走れ!」の声。
スッタッタと走り始めた。10歩くらいか、もっと走ったかは覚えてはいないが、ふわっと浮いた。
上昇をはじめている。旋回しながら風に乗ってさらに上がっていく。

あーーーーーー

空に浮いている。
砂浜にいる新井さんが見る見る小さくなっていく。

空全体が明るくなった。雲の隙間から太陽が覗かせたのだ。
海が輝きだす。さんご礁の美しい海だ!
なんと素晴らしい景色なんだろう。
風の中を飛んでいるぞ、鳥のように。


おっと、証拠写真撮らなきゃ。
クビから引っさげていたカメラを両手でつかみ、夢中で何度もシャッターを押した。

「最高だろ!?」、後ろから大城さんが聞いた。
「うん!」、と一言答えてうなずいた。
何がどう最高なのか、なんて言えないけれど、とにかく最高だった。

今、高度はどれくらいですか?
「160mくらいかな。もう少し上がれると思うよ。」
と旋回しながら上昇気流を捕まえている。何度目かの旋回で、雲の底より高くなった。しばらく空を漂う。

至福だな。どこか別の世界へいるような感じ。目を閉じてみた。風を全身で感じる。風を切り、風に乗り、大空を漂いながら、ふと思った。「人ってちっぽけだな。」って。

この広い場所に、人は太刀打ちできるものじゃない。
昔人(ムカシンチュ)は、自然に対して謙虚に向き合ってきた。自然を恐れ、恵みを受け、感謝し、願い、自然とともに生きてきた。

いろんなものが便利になった今の世の中、自然を改めて意識するということは、とても大切なことかもしれないな。

そう思うと、なんだかウルっときた。
今、自然の中にいる。地球に抱かれている。大きな力で守られている。

「爽快」、「至福」、「癒し」、「温もり」そんな言葉が浮かんできた。


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雲を背に、大空を漂う
自然を意識させる、島の眺め

空に、地球に抱かれていることを感じる
  (2004.10.20掲載)




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