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パラグライダー搭乗記
鳥のように空を飛びたい
取材・文 森山 卓
新井 優
石垣島の最北端、平久保崎へ行く途中の明石集落で、空に浮かぶ飛行物体に出会った。
パラグライダーだ。
真下へ行って見上げてみた。優雅だなぁ、気持ちいいだろうなぁ、音も立てずにふわふわと浮かんで飛んでいる姿を眺めながら、ふと思った。
よし、パラグライダーの搭乗記を作ろう。
さっそくパラグライダーのショップ、「スカイアドベンチャー うーまくぅ」を訪ねた。
ちなみに、うーまくぅとは沖縄の言葉で「やんちゃ坊主」のこと。
なんでショップの名前がうーまくぅなのかなと思っていたけれど、オーナーの大城さんと会ったら、納得した。大城さんがうーまくぅそのものだったから。
青空を漂うパラグライダー 青空を漂うパラグライダー
パラグライダーの取材を、自ら行うことに。
『鳥のように空を飛びたい』

取材の件を話して打合せ。

「いつでもいいけど天気次第だからよ、こまめに連絡入れてみてね。」
ということで、大まかな日程を決めて、「うーまくぅ」を後にした。

さっそく、何名かのライターさんに打診してみたが、日程を理由にみんな断わられた。
うーん、仕方ありません。私が飛びましょう!
私は今年40歳になるので、30代最後のチャレンジをしてみますね。
と、表向きは言い出しっぺが責任取ったという形になったのだが、実は内心ルンルン気分になっていたのだ。

『鳥のように空を飛びたい』

そんな密かな夢を実現できるチャンスが突如やって来たのだから!
溢れる嬉しさをひた隠しにしながら、石垣島へと飛び立った。


カメラマンの新井優さんと明石へ向う。新井さんも空からの写真を撮る予定になっている。

市街地から明石までは車で約40分、途中ずっと空の様子を見ながら車を走らせていた。
青空が覗いたり、小雨がぱらついたり、一喜一憂の空模様だった。

「スカイ アドベンチャー うーまくぅ」へ到着すると、空を見上げていた大城さんが呟いた。
「飛んでみますかぁ」と。(よっしゃー!)
「でも、天気があまり良くないからギャラリー用の撮影は、別の日にしたほうがいいはずよ。とりあえず状況見て、コンディションがよくなったら新井さんにも飛んでもらえばいいさーな。」

と、大城さんが言った途端、新井さんの顔は安堵の笑みに満たされているではないか。
やー、うとぅるさたんばーやさや(あんた、実は怖かったんだろ。)
と叫んでみても仕方がない。開き直って楽しむしかないな、と必死に自分を励ましていた。

次へ

変わる空を見つめながら、車で明石へ。
大城さんと一緒にパラグライダーの準備を。




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