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沖縄を伝える〜モノ〜今村治華「モノガタル オキナワ ノ モノ」

第3回



第1回/「はじめに」
沖縄を伝える〜モノ〜

 


あなたは男性ですか?
それとも女性ですか?

お花とコップ

 

あなたは子供ですか?
それとも大人ですか?

お暮らしの地域は、
冬の寒さが厳しいところですか?
それとも、
人々が忙しく闊歩する大都会ですか?
もしかしたら農村や漁村でしょうか?

家は、部屋は、
高層マンションの一室でしょうか?
それとも昭和が香る一軒家だったり、
アパート?

そしてあなたは、
今日を、
どのように過ごされているのでしょうか?

毎日夜遅くまで働き、
平日はほぼ家で眠るだけですか?
暗くなる頃から働き、明け方帰宅する生活ですか?
それとも毎日毎日休みなく、
家族が健やかに暮らせるよう忙しく家をキリモリしていらっしゃるのでしょうか?
きっと、
夫婦共働きの方も多いことでしょう。

生き方、
暮らし方は、
人それぞれ。

なのだけれども、
本屋でおしゃれな雑誌のページをめくると、
そこには、
夢いっぱいな田舎暮らしだったり、
都会ながらに、
味わいある古民家などでの粋な、
それこそ日常に追われる者には眩しいばかりの、
生き生きとした暮らしぶりが紹介されていて。

ガブガブとお水を飲むようにそれらの写真を眺め、
記事を読み、
素敵な生活用品のお値段をチェックして。

でも、
このあとにふわりと、
色とりどりの宝石がいっぱい詰まっている箱をのぞきみてしまったような、
そんな気持ちになったりするのも、
本当の気持ち。

だって、
現実はあまりにもかけ離れているから。

実際、
いまこの文章を書いている <わたし> が暮らしているのは、
大阪の、
新幹線が停まる駅の近くに建つ、
色気などこれっぽっちもない、
本当に驚くほどに味気ない12階建てマンションの一室。
部屋に陽がさしこむのは、
午前中だけで、
洗濯物を干すまえには、
物干し竿拭き、
粉塵をぬぐいとらなければならない、
そうゆう部屋。

それは、
雑誌のなかにあるうっとりするような暮らしぶりとは、
あまりにも程遠い空間。

 

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