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沖縄を伝える〜モノ〜今村治華「モノガタル オキナワ ノ モノ」
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第6回 久米島 五え松工房 宮良耕史郎
沖縄を伝える〜モノ〜

 



娘に使う離乳食スプーンが欲しくて、
大阪にいたころ、赤ちゃん用品店やデパートへ。
でも、売られているのはプラスチック製のものばかり。
プラスチックなら熱湯消毒ができるから清潔なのだろうけれども。

好き嫌いは、人それぞれ。


モノには、その人の生活が反映される by 耕史郎

 

で、わたしはといえば、
日々の食卓にプラスチック製の
フォークやスプーンがでてくるのは、
イヤ。
プラスチックのスプーンでカレーを
食べたときなどの、
あの油がぬらりとする口当たりが嫌いなのです。

というわけで昨秋母になり、
以降バカ親街道を堂々と歩むわたしは、
プラスチック製ではない
離乳食用スプーンを探し始めました。

そうしてインターネットで検索すると、
漆器、銀、竹、木、チタンと、
多様な素材のものが見つかりました。
早速それぞれの使い勝手を想像したり、
デザインの好き嫌いなどから吟味を。
くわえて価格から検討すると結局、
買うほど欲しいものがありませんでした。

たしかにわたしは、バカ親です。
だけれども数ヵ月間しか使わぬ離乳食用のスプーンに、
ウン万円を払ったりはしません、もとい出来ません。
わたしが思う離乳食用スプーンの値段の上限は、1本3000円。



お気に入りの機械とツーショットの耕史郎さん

 
それでともかく子供用に限らずに、
木のスプーンを造っている方を探してみようと。
すると沖縄にも、
木のスプーンを造っていらっしゃる方が
いらっしゃったのです。

その方は久米島にお住まいの、
「五え松(ごえまつ)工房」の
宮良耕史郎さん

工房のブログをのぞくと、
フォーク製作についての記述がありました。
試行錯誤しながら
よりよい形をさがす様子がおもしろく。

なのでそのくだりを、
そのまま抜粋させていただきます。

2008.10.28 Tue

フォーク

 

魔球の話ではないです。

ふとしたことで、フォークを作る事になりました。
どうせ作るなら、「ベストオブ木のフォーク」を作りたい。
そこで、フォークの用途をまず考えてみました。

○サラダ、パスタ、肉や魚をナイフと合わせてキコキコ

もっとありそうだけど、大まかに挙げてこんなところでしょうか。
で、サラダやパスタは木でもいけそうだけど、
肉や魚をグイッとぶっ刺すのは、
どうも金属のフォークには強度的にかなわない。
そこで、スパゲッティーに的を絞って作る事に決定。
そこで気がつくのは、フォークの指(正式には何と呼ぶのか)の数を
何本にするのか、また指と指の間隔をどれくらい空けたら良いのか、
先の方をすぼめた方が良いのか開いた方が良いのか。柄の部分は
どんなのがクルクルしやすいのか など、疑問が次から次へと
沸き上がってくる。とりあえずあれやこれやと試しました。

四本指は、グルグルとすんごい量を巻き取って、
スパゲッティーの円盤みたいになり、大口を開けることになるので却下。
三本指は、指の間隔が広いとスルリと滑り抜けてしまうので
幅をグッと狭めたらうまくいく。柄のカーブは最初、
カレースプーンと同じ形からスタートしたけど、
それだとカーブが大きすぎてダメで、ほぼストレートに。
という具合に方向を定めて行き、ついに完成しました。
命名「パスタフォーク」

材は山桜を使いましたが、この先
他の材料でも試してみて、木の種類がもっと増やせるといいな。

 
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(2009.08.06.up)



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