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今村治華「モノガタルオキナワノモノ」
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第8回 石垣島 わら、の鍋敷き 松原 タマ

古我知家で、冬至の夜を楽しもうとひらかれたキャンドルナイト

◆6 冬至の夜。そして、風通しのよい暮らし

 

しんと冷え込んだ冬至の夜。

長い夜を楽しもうと、着膨れた装いで古我知家へ集まった人たちは、縁側や、庭に置かれた長椅子など、

思い思いの場所に落ち着いて。





とうろうの周りには、子供たちが撮った地域の写真があしらわれ.

屋敷のそこここには、
子供たちが廃油でつくったキャンドルがうるうると灯り。

 

まもなく紙芝居に、腹話術に、大人も子供もかぶりつきになり。

飽きて、犬と遊ぶ子供もいたり。

三線の音に唄が寄り添うころには、ぷっかと月。

 

古我知さんも、ほがらかに唄う唄う。

離れたところから見ている奥さん。


子供たちがじっと見つめる腹話術と、満月と.

 

 

精霊まいおりる、冬至の夜

そうしておわりには、

若者たちによるクラリネット、バイオリン、フルートの
演奏。

ふくよかなとき。

 

 

 

 

 


灯されたのは、子供たちが廃油でつくったろうそく

人を育てる形がある家。

とは、古我知さんの言葉。

年末年始の寒波襲来時、

古我知家はついに石油ストーブを買ったと。

火っていいなー、と古我知さん。

そうして、

うちは通気がいいから一酸化中毒の心配もない、
と笑うのです。


古い民家での暮らしは風しがよく、

人、虫、雨、風と、外との交流は耐えずあり。

沖縄での古民家暮らしは、

台風、白蟻、寒さと大変なのではというと、うなずき、

こんな古い家に住んでお金がないのかねー、
と親戚には思われたりもするし、

 

 

 

 


と、やっぱり笑って言葉を添える古我知さん。

で、こうして住んでみての感想を訊くとそこは迷わず、快適、との返事。

 



 

 

 

青空広がる日の古我知家










2010年夏。那覇の街

土に近い。空に近い。



これがその理由。

子供の頃の思い出として、こんな話をしてくれた
古我知さん。

 

 

ガジュマルの木の下に、砂をこう集めておいて、

そこに厚揚げ豆腐だったかな、そうゆうキジムナーの好物を置いておくわけ。

そうしたら翌朝、砂のうえにキジムナーの足跡がついてるかもって。

 

足跡がついていたかどうかは覚えてないけど、

誰ともなしにこうゆうことをいって、遊んでたのは
覚えているよ。

 



少し前まではたしかに、

キジムナーがいる暮らしがあったのです。

 

 

 

 

 

沖縄を伝える〜モノ〜
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(2011.06.07.up)
美ら島物語「モノガタル オキナワ ノ モノ」第9回 沖縄本島「大工。そして木工作家」古我知毅さんさん
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