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まもなく紙芝居に、腹話術に、大人も子供もかぶりつきになり。
飽きて、犬と遊ぶ子供もいたり。
三線の音に唄が寄り添うころには、ぷっかと月。
古我知さんも、ほがらかに唄う唄う。
離れたところから見ている奥さん。


そうしておわりには、
若者たちによるクラリネット、バイオリン、フルートの
演奏。
ふくよかなとき。

人を育てる形がある家。
とは、古我知さんの言葉。
年末年始の寒波襲来時、
古我知家はついに石油ストーブを買ったと。
火っていいなー、と古我知さん。
そうして、
うちは通気がいいから一酸化中毒の心配もない、
と笑うのです。
古い民家での暮らしは風しがよく、
人、虫、雨、風と、外との交流は耐えずあり。
沖縄での古民家暮らしは、
台風、白蟻、寒さと大変なのではというと、うなずき、
こんな古い家に住んでお金がないのかねー、
と親戚には思われたりもするし、
と、やっぱり笑って言葉を添える古我知さん。
で、こうして住んでみての感想を訊くとそこは迷わず、快適、との返事。


土に近い。空に近い。
これがその理由。
子供の頃の思い出として、こんな話をしてくれた
古我知さん。
ガジュマルの木の下に、砂をこう集めておいて、
そこに厚揚げ豆腐だったかな、そうゆうキジムナーの好物を置いておくわけ。
そうしたら翌朝、砂のうえにキジムナーの足跡がついてるかもって。
足跡がついていたかどうかは覚えてないけど、
誰ともなしにこうゆうことをいって、遊んでたのは
覚えているよ。
少し前まではたしかに、
キジムナーがいる暮らしがあったのです。
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