遺骨収集に時間がかかり、城の整備が遅れた。それが、浦添城跡が世界遺産に登録されなかった真相だった。・・・勿論、それだけが理由とは思えない。でもそれ以上に僕がショックを受けたことは、浦添というこの街の60数年前の姿が想像できないという恐さだった。
浦添城が、
その跡形も無く姿を消した理由を、
焼け野原となって暗く悲しい絶望の時代を
「想像できない」おそろしさ。
僕は800年前の時代を超えて現代にやってきた主人公の少年「英祖」に、
「想像できないこわさ、忘れていくことのおそろしさ」
を訴えさせたいと思った。
この浦添城跡を平和象徴のシンボルとして、「負の世界遺産」として、次世代に語り継いでいきたいと心から誓った。
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