僕がミュージカル「大航海」にて、主役である「旅芸人アカインコ」を演じたのは今から約16年前、沖縄が本土復帰を果たした20年目の年の1992年だった。原作は、民俗学者の三隅治雄氏。沖縄がまだ琉球と呼ばれていた15世紀の頃、島を飛び出した、アカインコ、マムヤ、アカハチ、タラー、チルーの5人の若者がアジア諸国を旅しながら、様々な工芸や芸能、異国の民と出会い、やがては生まれ島の故郷、琉球への熱い思いを抱いて島に帰る決意をするまでの愛と冒険の物語だ。
僕は、その5人の仲間のひとりである「旅芸人でもあり三線の始祖でもある、アカインコ」役をすることになったのだ。
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