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沖縄を伝える〜歴史〜南島詩人・平田大一 歴史探訪シリーズ「天然島人〜島を歩く、歴史を歩く」

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第8話/「神々と伝説に、息づく島〜伊平屋島を歩く」
沖縄を伝える〜歴史〜


 久高島の「石」を持ち帰って来てはいけない、と誰かに言われたことがある。
 「神高い島だからね、石はおろか、ゴミさえも持ち出し禁止なんだよ。」との
こと。この話をする時は、何故かみんな、ひそひそ声になってしまう。石を持ち帰った人たちの話を聞くと、色んな災いにかかってしまうのだとか。
 「色んな、災いというと?」と、僕が訪ねたら、「…まあ、つまり。色々さ〜。」
と友人。あんまり、話したくもなさそうだ。
  「石」は、結局島に帰しにいかないといけないのだということで、再度島に
石を、帰すだけのために渡ったのだそうで、島のスピリチュアルな話には
本当に、こと欠かない。

  先日、仕事の関係で「伊平屋島」を訪問した。  毎年、秋に行われる島の最大行事「伊平屋ムーンライトマラソン」の閉会式パーティーにおいて、島の小学生、中学生による、少しゴージャスなアトラクションの演出の依頼があり、12年ぶりに、島に向かった。

 


  港の待合室で手にしたパンフレットには、「神々と伝説が、息づく島」と書かれている。ピンとこないまま、フェリーに乗船、大きくうねる波に揺られながら目的の島に到着した。船から降りる瞬間、眼前にそびえる剥き出しの大きな岩。虎が寝そべっているカタチに似ているという意味の「虎頭岩(とわずいわ)」と呼ばれるその岩は、力強い生命力でそびえ立っていた。まるで、スフィンクスみたいだな…と、呟く。



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  体育館の中の子ども達は、島の子どもたちらしく最初は恥ずかしそうに、
でも、一旦!通じ合えば、すごい笑顔でなついてくれる。
  「ねえ皆!平田さんに、この島の自慢の場所を案内してくれない?」
  僕が、言うや否や子ども達から次々と飛び出てくる名所地名。

  「念頭平松(ねんとうひらまつ)!」
  「フィーフィーガマ!」
  「クマヤー洞窟!」

 


  その一つの「念頭平松」で、稽古しよう!ということになり、僕が運転する役場のバスで移動。樹齢およそ300年、伊平屋島のシンボルとして青々とその豊かな枝を広げる松の木の下で太鼓に合わせて歌い踊った。子ども達の顔は、キラキラと輝いていた。


photo


  ちなみに「フィーフィーガマ」は、沖縄でいうところの「キジムナー(伊平屋島では、アカカナジャーと呼ばれている)」が、住んでいるという「洞穴」のこと。後日、一人その「洞穴」の近くまで出かけてみたが、ひっそりとした佇まいの中、涼しい風が吹きぬける砂浜の美しい場所だった。優しい時間の流れる海と空の不思議なバランスの空間に、胸がわくわくしてきた。これなら、「アカカナジャー」ならぬキジムナーが住んでいてもおかしくない!


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(2008.11.10掲載)


美ら島物語天然島人〜島を歩く、歴史を歩く第8話/「神々と伝説に、息づく島〜伊平屋島を歩く」

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