ナビゲーション

地図から探す

島名から探す

検索

沖縄を伝える〜歴史〜南島詩人・平田大一 歴史探訪シリーズ「天然島人〜島を歩く、歴史を歩く」

第一話

第2話

第3話
第4話
第5話
第6話
第7話
第8話
第9話
第10話
第11話
第12話
第13話
第14話
第15話



第11話/「八重山七不思議物語〜西表島の都市伝説」
沖縄を伝える〜歴史〜


 「西表島の河にはね平田さん、『鰐(わに)』が棲んでいるんですよ。」

 



 八重山の歴史学者「牧野清」氏は、そういうと、ニヤリと笑った。石垣島の登野城のご実家でのこと。もう、かれこれ二十年くらい前の話だ。
 牧野氏曰く、古くから伝わる島の人の間での噂では「西表島の河口には、大きな『ヤモリ』がいて、人間をも丸呑みするらしい…」とのこと。
 牧野氏は続ける。「でもね…平田さん、あれは『ヤモリ』なんかではありませんよ。島の人が解らなかっただけで、それだけ大きい『ヤモリ』となれば、これはもう『鰐』です。『鰐』としか、考えられない。私はね、近いうちに実態調査に行くつもりです。」八十歳を過ぎた歴史学者である島人は、そう言うと、また子どものような目になって「ふふふ…」と、楽しそうに笑った。

photo


 前回、書いた「新城島(あらぐすくじま)の人魚伝説」の話も含め、相変わらず、八重山の島々には不思議が溢れている。今、流行の言葉で言えば「都市伝説」とでも言おうか。都市伝説ならぬ、南島の風土記を紐解いてみた。

 


 西表島といえば、伝説の人食い大蛇「赤タコ〜ラ」の話も強烈だ。これは、僕が幼いとき、自分の親父から直接聞いた話。

   「わしが、十六歳の頃の戦後の話さ…。西表島に材木用の木を取りに山の奥の深いところまで入ったときのこと。山道の真ん中に丸太ン棒が転がっていたよ。道の端から端まで届くくらいの長さでよ…。四駆の軽トラックで、ガッタン!ゴッタン!乗り越えてよ、振り向いたらその棒の先っぽ(?)が動いているのが見えたさわけさ。驚いて、飛んで帰って村の古老に聞いたら『ああ、あれは赤タコ〜ラという人食い蛇さあ、六メートルくらいの大きな蛇でよ、猪や人間も尻尾でグルッと巻いて血を吸う恐ろしい大蛇だわけよ。平田さん、命拾いしたね。』と言われてよ。…考えてみたら、大きな蛇が狭い山道を横断中に、父ちゃん!蛇の上から車、走らせていたわけさ。あがよ〜、でーじなってる!」

photo

 

photo

 


 更に!その親父曰く、西表島の山の真ん中に存在する「幻の湖伝説」の話も面白い。NHKのテレビ取材班が、撮影の為に西表島上空をヘリコプターで飛んだときのこと、偶然にも森の木立の間から光る湖を見つけた。

 

photo

西表島の山の奥は前人未踏の樹海の森。地図にも表記されていない「幻の湖発見!」というスクープは、テレビニュースでも流れ一時はお茶の間の話題にもなったとか。そうすると、「都市伝説」は更に加速し、その湖の周りは、色んな動物達の憩いの場所となりまるで『桃源郷』だとか、その湖の水を飲めばどんな病も治るとか。後に、ある学者が「山の斜面の外側の雨水は海に流れ、内側の水が溜まって出来た自然のダムのようなものであろう」という見解にみんな納得したという。

 
TOPへ
次ページへ
(2009.02.09掲載)


美ら島物語天然島人〜島を歩く、歴史を歩く「八重山七不思議物語〜西表島の都市伝説」

topへ戻る

当サイトは、日本トランスオーシャン航空(株)がお届けしています。
Copyright © 2001-2017 Japan Transocean Air. All rights reserved.

沖縄広域MAP

沖縄詳細MAPへ

閉じる

沖縄詳細MAP

  • 伊平屋島
  • 伊是名島
  • 伊江島
  • 粟国島
  • 久米島
  • 渡名喜島
  • 沖縄本島
  • 慶良間諸島
  • 北大東島
  • 南大東島
  • 石垣島
  • 小浜島
  • 鳩間島
  • 与那国島
  • 竹富島
  • 新城島
  • 黒島
  • 西表島
  • 波照間島
  • 伊良部島・下地島
  • 宮古島
  • 多良間島

沖縄広域MAPへ

閉じる

  • 粟国島
  • 新城島
  • 伊江島
  • 石垣島
  • 伊是名島
  • 伊平屋島
  • 伊良部島・下地島
  • 西表島
  • 沖縄本島
  • 小浜島
  • 北大東島
  • 慶良間諸島
  • 久米島
  • 黒島
  • 竹富島
  • 多良間島
  • 渡名喜島
  • 波照間島
  • 鳩間島
  • 南大東島
  • 宮古島
  • 与那国島
  • 奄美大島
  • 与論島

閉じる