東京と沖縄と、、、、往来する中でよく見えるようになったもの。 それは、海や山、自然の恵みに感謝する心。 沖縄には、祈りがあちこちで見られる。 ここでいう「沖縄」とは、沖縄県全体。
「沖縄」とひとつに括ってしまうのは、ちょっと間違いで、、、沖縄県民のいう、 沖縄とは「沖縄本島」の事で、宮古島、石垣島(八重山)、与那国、、、、等、 海で囲まれた島ごとにしっかり分け認識して呼んでいる。
呼び方が違うように、言葉(方言)、文化、芸能、生活、食の習慣、人の気質 までまるで異なる。
(伊良部島佐良浜) 「海」の祭りといえば、「海人祭」。 海人が豊漁や航海安全を祈願し、爬竜船競漕を行うハーリーの日。日が昇る前から港はざわざわし始める。我先にと各々の船、そして海に祈願しに海人達が現れる。
海に、、、そしてエンジンや船首船尾、煙突、タンクを載せる場所等、船の大事な部分に感謝の気持ちを込めて,酒、米、塩を捧げる。
海で操業する彼らにとって「船」は自分の身体同様。 この青い船体は,沖縄海人を海外にも知らしめた代表的な漁法「アギャー」を現在でも続けている宮古島のサバニ。 島からはなれた深い海で操業する彼らにとって、海の真ん中で休息しエネルギーを補給するベースキャンプだ。(そうはいっても、船を止まらせる事無く走らせたままの休憩だけれど)。
断崖絶壁の地形で海に囲まれた宮古島。 水脈は少なく、水を汲みに、、、、あるいは洗濯をしに女子供が崖を下るのが仕事だった。それは、そんなに遠い過去ではない、と伊良部島のオバァは話す。 濃紺の深い海に囲まれた島では、海は男の領域となる。 港を出た男達を、女は祈り待つ。
美ら島物語|「沖縄の海と自然を伝える」|第7回「島々往来」