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沖縄を伝える〜自然〜海人写真家・古谷千佳子「沖縄の海と自然を伝える」
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第16回「命の循環 - @西表編 中編」 沖縄を伝える〜自然〜
カヌー

翌朝、宿を出ると、通常の「ツレッキング」や「シーカヤックツアー」とは違って「とにかく、川に潜りたい!」というリクエストに応えてくれるために、向かったのは、沖縄県で最長の河川「浦内川」。
それも、浦内橋横の船着場から、数km上流まで船で遡上する観光船とは、全く逆走。そして船外機も付いていない「カヌー」に二人で乗る事に。

浦内川

エンジン等大型の動力が有る船では、川底が巻き上がり撮影ができない。でも、撮影機材等を載せるための広さが必要であるので「シーカヤック』ではなく「カヌー」に。そして、私自身が漕いでしまっては、自由に写真を撮ることができない、と配慮して下さったのだ。

前方に私が、後方に森本さんが乗り、パドルを漕ぎながら、いろんな話を続けてくれる森本さん。
「百聞は一見にしかず。その後知ってる?」と森本さん。
「???」私。
「一見は一行(いちぎょう)にしかず、だ。」なるほど、と私。
「さらに、その先が有るのだ。わかるかぃ?」
「わかりません。」私。
「考えて見なさい。」「・・・え〜っと〜・・・」
「一行は、一考(いっこう)にしかず、だっ!」
な〜るほど、私に足りないのは、考える事です。

浦内川
浦内川

「もっと前もって連絡をくれれば(計画を立てていれば)、もっと時間も作れたし・・・なによりも自然界には危険がいっぱいある。知らなければ回避できない!!!」
そのとおりである。奇麗に見えても猛毒の花も有るだろうし、身体をしびれさすような小さな魚だっているのだ。自然をなめてはいけない。
確かに無計画すぎた私。
漁場へ行く時には「今日が何潮であるか?」「今が上げ潮か引き潮か?」非常に重要であり、気にかけている。
それは、獲物を捕りに行くためだけに必要なことではない。自然を観察するにも必要なこと。

「今日が大潮だったら良かったのにね」
潮の干満は、川の潮位も変える。そして、満月や新月の大潮には、海の生き物と同じく、陸の生き物だって、激しく動き出すのだ。

沖縄では、毎日40〜50分づつずれていく「潮の満ち引き」が一日に2回有る。満潮時にはすっかり潜ってしまう、マングローブの根っこ。
しかし、朝9時過ぎに、最干潮を迎えていた川の水位は、まだ低く、潮位があまり変わらない「中潮」といえ、その根っこの部分を良く観察することが出来る。
森本さんの話を聞きながら、シャッターを切り続ける私。

今は浅すぎて、潜ることは出来ないので、干潟を歩いて生き物観察することになった。

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美ら島物語「沖縄の海と自然を伝える」第16回「命の循環 - @西表編 中編 〜フカフカの森と川〜」

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