私たち客室乗務員は日々の乗務だけでなく、機内販売の商品考案や機内BGM・ポストカードの選出などサービスの向上のための活動もしています。
 Webアテプリ2006年8月号ではその活動の一つである「セールスワーキンググループ」を特集しましたが、今回は機内サービスの向上のために活動するグループ「サービスワーキンググループ」とその皆さんで作成された機内装飾品について特集したいと思います。
メンバーの宮城さんにお話を伺いました。

 ☆ワーキンググループの活動について教えてください
 サービスワーキンググループは、客室乗務員5名と事務局で構成されています。
 活動期間は1年で、季節ごとに計画し活動を行います。JTAらしさと沖縄らしさを出し、機内の美化、サービスの向上、楽しいサービスを目標にしています。季節ごとの機内の花飾りを変えたり、機内BGMの選出をしたり、そして、クリスマス期間中には乗務員が胸元につけていたリースの飾りなどをメンバー一人一人手作りで作りました。また前期のメンバーの作成ですが、チャーターフライトでは離島案内や地点マップのパンフレットの作成もしました。


 ☆この活動の魅力は?
 サービス向上のためにいろいろアイデアを出し、それが形となって日々のフライトに役に立つことはとてもやりがいを感じます。休みの日やフライトの合間をぬっての作業も多く大変な部分もありますが、メンバーとの活動は和気あいあいとしてとても楽しく、またお客様からの「かわいい」という声に喜びも倍増しています。よりよいサービスに向けてさらにメンバー全員で頑張っていきます!

 〜今回の機内装飾品の沖縄の織物について〜
 1月6日より、首里織(しゅりおり)、久米島紬(くめじまつむぎ)、宮古上布(みやこじょうふ)、八重山ミンサー織(やえやまみんさーおり)の4種の織物を装飾品として展示しています。そのうちの首里織と八重山ミンサー織をワーキンググループで製作しました。「本格的なはた織り機を使っての製作は難しかったですが、楽しく出来、ハマりそうです。仕上がりも美しくて感動しました。」と宮城さん。
  機内前方にて展示しておりますので、飛行機をお降りの際などに是非ご覧下さい☆☆

<参考>
首里織(しゅりおり)
 首里織は南方から伝えられたといわれている絣技術と中国から伝えられた紋織りの技術を取り入れ、首里の上流階級や士族の女性たちによって首里の織物として織られていたものです。現在は花倉織、絽織、首里花織、道頓堀(ロートン)織、手縞、綾の中、ムルドゥッチリ(総絣)の7種類を中心に受け継がれています。なかでも花倉織は、沖縄の織物のうち最も格式高い織物で、王家の妃や王女が着用した夏の衣です。原材料は絹糸を中心に、木綿糸、麻糸などの天然繊維を用い、染料は琉球藍、フクギ、テカチ、シブキ、グールーなどの植物染料及び科学染料を用います。

久米島紬(くめじまつむぎ)
  沖縄の久米島紬は日本最古の紬です。日本の紬の発祥地、久米島に伝わる素朴な味わいの上質の紬で、独特の深みのある色調は、草木染めによるものです。「紬」といいますと信州越後や米沢を思い浮かべますが、日本の紬は久米島から始まり、久米島を基点にし、沖縄本島、奄美大島を経て日本各地に広がったといわれています。

宮古上布(みやこじょうふ)
  宮古上布は別名「薩摩上布」とも言われ、琉球王朝に対する薩摩藩の長い支配を物語っています。宮古上布は、16世紀に下地稲作が創製し、王に献上したことから始まりました。それ以来、宮古上布は王家御用布に指定され、色上布も織られるようになりましたが、現在の藍色の上布だけになったのは薩摩の好みに応じたからといわれています。宮古島の旧平良市が生産地。本麻であるため丈夫で軽く、通気性にも優れています。

  ※現在は生産者も少ないため希少価値が大変高く高価な布となっており、今回の展示品は貴重な古布を使用しています。

八重山ミンサー織(やえやまみんさーおり)
 ミンサー織のルーツはアフガニスタンにある織りの技術からで、チベット、中国を経由して400年前沖縄に伝わりました。ミンサーという名前の由来は、ミンは中国語で「綿」、サーは「狭」であるといわれ、木綿の細帯というのが一般的な説です。五つと四つの四角の絣模様が交互に配されムカデのような経縞が特徴です。これには「いつ(五つ)の世(四つ)までも末永く」という意味があり、1本1本心を込めて織り、愛する人に思いを託した女性の愛のしるしでもありました。また、結婚する時に花嫁が花婿の家族や親戚に贈ることもあったといわれ、細帯にほどこされた二本の縦筋には「道を踏みはずして浮気などすることなく」という意味が込められ、ムカデ模様といわれる帯の両耳についた横段縞には「足繁く通ってほしい」という願いが込められているといわれています。染料にはおもにインド藍、琉球藍、福木、クール等が用いられます。


機内装飾品1




機内装飾品2




機内装飾品3






作成風景1




作成風景2




作成風景3


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