Web Attention Please 2009.11

工場は、伊波さんを含めて4名。私が行った時は、ちょうど、琉球菓子の“くんぺん”と“花ぼうる”を作っている最中でした。

くんぺんは、小麦粉と卵黄をこねた生地に、ピーナッツ、胡麻、砂糖を混ぜた餡を包んで焼き上げたお菓子。焼き立てを頂きましたが、外はサクサクで、食べた瞬間にピーナッツと胡麻の香ばしい香りが口いっぱいに広がります。私の家族にも大人気で、買ってすぐに無くなってしまうほど。ほんと、オススメです!

続いて、花ぼうる。これはまさに職人技!!お好み焼きのヘラのような道具で切り込みを入れ、長方形だった生地が、あっという間に、芸術作品の完成です。形が花に見える事から、“花ぼうる”になったそうです。

「昔からの味は絶対に変えてはいけない、お客様に対して常に立派な御菓子をお出しする」

これは、ここの菓子店が大切にしている、カミさんの言葉。そのカミさんのお客様に対する心は、今でもずっと根付いており、お菓子は1つ1つ手作業で丁寧に作られています。そのため、一日に作れる個数はそれぞれ100個ほど。焼き加減1つにしてもこだわり、少しでも焦げたものは商品にしません。また、湿気の多い沖縄、日々の天候によっても微妙に水加減や火加減を調整しながら、常に最高の状態で納得した品だけが、私たちの所に届けられます。仕事人の心の在り方までも勉強させられた、ここの菓子店...さすが奥深さが違います!

私は、この見学を通して、200年前から変わらないお菓子の姿に、当時の美意識の高さ、技術に感動すると同時に、「琉球の人ってすごい」と誇らしい気持ちになりました。そして、それが今も尚、当時と同じお菓子を頂けるなんて、なんて幸せなことだろうと感じます。新垣カミ菓子店の皆様、これからもお身体に気をつけて、伝統あるおいしいお菓子を作り続けて下さい!!

新垣カミ菓子店のお菓子、ちんすこう、くんぺん、花ぼうる、ちいるんこう(蒸し菓子)は、中国皇帝の使者、冊封使(さっぽうし)らを招き接待の場所とされていた、首里城内の書院・鎖之間(さすのま)で頂くことが出来ます(お一人様300円)。

庭園を眺めながら、琉球漆器の器に盛られた四種類のお菓子と、壺屋焼きの湯のみで頂く温かいさんぴん茶は、格別においしいですよ(^^)☆

観光でお越しの皆様、また、地元の皆様も、首里城に立ち寄った際には、ぜひ味わってみてはいかがでしょうか。

HPで、さらに琉球のお菓子の歴史や、菓子店の内容を知ることが出来ます☆
ご興味のある方はぜひご覧ください。

〜新垣カミ菓子店〜
HP http://www.arakaki-kami.com/
電話・FAX 098-886-3081
工場内製作中 製作中 製作中 製作中