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沖縄の島唄巡り 恋ししまうたの風 〜南の島々のうたを訪ねて:第20回「多良間シュンカニ」(宮古島)

多良間島の北に位置する前泊。前泊港として宮古島と多良間島を結ぶフェリーの姿を眺めることができます。
前泊港のすぐ近く、海沿いの県道脇に、「多良間シュンカニ」の歌碑と「ウェーンマの別離の像」が並んで建立されています。
ウェーンマ像は歌詞の2番のように、片手には役人との間の子どもであろう子の手を握り、もう片方の手には酒瓶を抱き、海に向かってたっています。ウェーンマ像を眺めていると、島を離れる役人を見送るウェーンマたちの様子が青い海とともに思い浮かびます。

歌碑に向かって左手には航海安全を祈願する「イビの拝所」が、右手には「仕上世所跡」があります。仕上世(しのぼせ)とは薩摩への貢物のことで、当地は貢物の一時保管場所でした。
仕上世所跡の横に、港から集落へと続く小径があります。木樹に囲まれ、クルマ一台が通れるほどのゆるやかな坂道が1番の歌詞にある小径、マイドゥマリ路です。

ひと気のない細いマイドゥマリ路を集落へ向けてクルマを走らせていると、緑の木樹がつくる壁の間には、泊御嶽がひっそりと佇んでいました。
地図を眺めると、この近くに遠見台があるよう。せっかくだからと遠見台を探してクルマを停めて少し歩いてみました。雑木林の合間から、少し小高い石積みが見えたので、それが遠見台だと思ったのです。

近付いて行くと、苔がついた石の古い墓標が目に入りました。その気はなくとも、たまたまお墓のところへ歩いて来てしまったようです。
かなり古そうで立派なお墓でしたが、お参りする人は近年はいなさそうな雰囲気です。陽は高くとも、木樹に覆われて薄暗い。誰もいない静かな落ち葉だらけの雑木林。歩くと落ち葉を踏むカサッ、カサッという自分の足音と、どこからか哀しげな鳥の鳴き声が聞こえます。

ここにいちゃマズイかも。
自分の第六感を信じて、すぐに引き返してクルマに戻りました。

クルマに戻り、再び集落へ向けてゆっくりとクルマを歩かせていると、行く手のすぐ先にシラサギの姿が見えました。
そのシラサギの姿に、少しほっとしてしまいました。入っちゃいけないところから、無事に“生命”の世界へ戻ってきたように思えたからかもしれません。
慎重そうなゆっくりとした足取りで道路を行ったり来たり。不思議とすぐに逃げないシラサギの姿に、「出世して再び来島して下さい」と役人との別れを名残惜しむウェーンマの姿が重なりました。

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